この記事では小学校に入るまで、娘をインターナショナルスクールに通わせていた、その効果に関しての個人的な感想についての内容です。
インターナショナル幼稚園は人気があり、義務教育が始まる小学生になる前に、英語教育として通わせる方が多いと聞きます。ただ、幼稚園だけインターナショナルで、小学校から普通の日本語の環境に戻って、その意味はあるのかどうか、という見方もあると思います。英語は早い時期から習った方が良いと言われていますが、その時期に関してはいろいろな考え方があると思いますので、その議論はさておき、我が家ではどうだったかということについて書いていきます。
まず結論から
幼稚園だけインターに通って、その後の小学生で英語教育を全くやめてしまう場合、インターに行くメリットはあまりないと思います。しかし、その後に日本語の小学校に行ったとしても、何かしらの形で英語教育を続けていけば、築いた英語力の基礎をアドバンテージにしては英語力は伸びていくと思います。
我が家は、卒園して週一回の数時間の英語塾、週2回のオンライン英会話レッスンをしています。流石に何も勉強しないのは、英語力が衰えていくのは目に見えてますから。そして、小学校中学年の現在は英検2級まで合格、リスニングはハリーポッターの映画などは字幕なしで見れるくらいの英語力です。
幼稚園でインターに通う圧倒的なメリットは物心ついた頃には英語の環境にいることだと思います。物心ついてから母国語を離れて英語だけの環境に入るというのは、子供にとっては大きなハードルだと思いますし、「行きたくない」という原因になってしまうかもしれません。英語に関して早くから勉強を始められたこと、英語を聞き分ける力は幼稚園の時に基礎ができたことなど、その後の英語勉強の土台になる部分が築けたと思っています。
インターに通い始める前
まず前提ですが、私達夫婦は海外生活の経験がない生粋の日本人です。英語は多少は読むことはできますが、英会話能力はそれには見合わないという典型的な日本人英語力パターンです。
通い始める前の英語の勉強は、英語の歌が流れるおもちゃで遊ばせていたり、テレビの番組で副音声で英語になる番組を見せていたり、あとは英語のDVDをたまに見せたりとか。何かがっつり英語教育のプログラムをやってはいませんでした。英語を喋ったりということもなかったと思います。
インターに行ってからの変化
最初は不安はありましたが、英語は喋れるようになりました。園内で生活するのには困らないくらいの英会話はできていて、卒園までに英検4級を合格しています。
我が家がインターナショナル幼稚園に通い始めたのは3歳からで、小学校までの4年間お世話になりました。ちなみに、インターの内容は教員は全員ネイティブの外国人で、園に入ると日本語でのコミュニケーションは全くないところで、いわゆる普通のインターです。英語の授業ではなく、英語で授業をします。そこは主に自然科学の授業が多かったです。
英語を話したりするアウトプットの力より、聞き分けるインプットの英語力の方が伸びたと思います。
みんな英語を喋れるようになるのか？
娘に聞いてみると、みんなが全員そうなるとは限らないみたいですが、多くは喋っているとのこと。英語を浴びる時間がめちゃくちゃ多くなりますからね。もちろん、単語量は大人のようには多くはありません。まぁ、それはそうですよね、日本語ですらそうですから。
では、インターに行きたくない！と朝に泣かれたことはあるかというと、それはなかったです。もちろん、その日の気分で行きたくないということはありますが、本気で嫌がってるから幼稚園を考え直そう、という話にはなったことがありません。「英語が勉強になる前に」、ってことなんですかね。
私が感じるインターのデメリット
これだけ聞くと良さそうに思えますが、デメリットもあります。
- 学費が高い
- ある程度は親も英語力は必要
- 園内でどれだけ喋るかはその子次第で、英語力に差は出る
- 先生がすぐ辞める
- 広い校庭がない
- 英語勉強を続けなければ意味がない
幼稚園でおこなわれる英会話は同然、母国語でもそうであるように幼稚園生レベルの内容です。難しい英単語は出てきません。つまり、幼稚園だけインターに行っても、その時に身につく英語は幼稚園レベルの英会話です。それでも、生粋の日本人である私からすれば、娘の英語を聞き分ける力は本当に関心しますが。ただ、英語勉強を続けなければ、せっかく身に着けてもすぐ忘れてしまうと、知り合いの方から聞いたことがあります。逆に前述のように続ければ大きなメリットが得られると思います。
我が家は卒園後にオンライン英会話レッスンと英語塾に通うようにしていますが、英語の環境からは少し離れたものの、冒頭で述べた通り英語力自体は伸びてきています。ただ、それぞれにメリット・デメリットはあると思いますから、それをふまえて考えた方がよいでしょう。
英語塾のメリットやデメリット、どんな塾に通っているのかについて紹介している記事を書いていますので、参考していただけると嬉しいです。
また、普通の幼稚園では先生からの日頃の様子など、お迎えに行った時にお話があると思いますが、インター幼稚園でもそれはありますが、もちろん英語です。親も多少の英語力は必要だと思います。
あとは、英会話レッスンと根本的に違うところは、一人一人に発言の機会が均等にあるわけではないということ。なので、どれだけ英語を発言するのかは結局のところ、その子次第です。
その他、日本語の習得が遅くなるという記事も見たことありますが、うちはそんなことないです。国語は好きではなさそうですが、苦手でもありません。娘は理系ってこともありますが。
英語教育はいろんな選択肢があると思いますので、これだけが正解ということはありませんが、その判断材料の一つになってくれると嬉しく思います。
では。
